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2011年12月 6日 (火)

【行政】 夜間自転車を運転し市道を走行中の大学生が、遊歩道に下る階段に気づかず転落し、用水路で溺死した事故につき、市及び県に対し、市道、階段、遊歩道、用水路等の諸施設の設置・管理に瑕疵があるとして、国家賠償責任が認められた事例 岡山地裁平成23年7月19日判決

 判例時報No2126(11月21日)号で紹介された平成23年7月19日付岡山地裁判決です。

 裁判所は、遺族の請求を認めましたが、大学生(当時20歳)に4割の過失があるとして、過失相殺を行いました。

 Y1市は、本件市道を設置管理し、また付近にあるサウスヴィレッジに沿って位置する本件用水路を所有しその水量管理をしており、Y2県はサウスヴィレッジを開園し、本件用水路と本件市道から遊歩道に降りる通路と階段を設置したこと

 Aは午後8時頃本件市道を自転車で走行し本件通路に進入して遊歩道に転落し、頭部を打ち脳挫傷を負い、さらに本件用水路に転落して溺死したこと

 これらの諸施設は、設置された当初からその設置された土地、用水路と一体のものとして、Y1市及びY2県がその管理につき共同の責任主体の地位にあること

 本件市道から本件用水路に通じる通路は、その4メートル先遊歩道へ降りる階段が続き、この先に本件用水路が存在するが、この通路付近には、標識や看板等が設置されておらず、また、階段手前には幅約0.8メートルを置いて、両端に1本ずつポールが設置されていたものの、その間にはチェーン等はかけられていなかったし、遊歩道上には、本件用水路への転落を防ぐ防護柵等は設置されていなかったこと

 また、現場付近は、本件事故時のような日暮れ時に対応する証明設備はなく、自転車の照明のみでは本件ポールを発見するためには6メートルから9メートルに接近することを要し、運転者の反応時間及び空走時間を入れると安全な位置での停車は困難であり、階段から転落すれば死亡という重大な結果を発生する危険性は高いことからすると、本件施設は通常有すべき安全性を欠くものと評価され、その設置管理に瑕疵があったということができる

 と判断しました。

 このような構造の道路は、多分、ちまたには少なくないのではないかと思いますが、今一度、点検が必要です。

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