【流通】 チェーンストアエイジ 4月15日号
今回送られてきたチェーンストアエイジには、震災についての記事が紹介されていましたので、少し紹介いたします。
まず、イオン石巻店及びヨーカ堂石巻店の店長がとった判断力により被災地から感謝と賞賛の声があがっているようです。
的確な避難誘導指示により多数の来店者は津波に巻き込まれず、また、その後、モールを臨時の避難場所として開放したことにより、多くの被災者が救われたようです。「この2店舗の事例は、店長の判断力もさることながら、その指針となる企業理念や経営姿勢といったものを日ごろから現場と本部が共有しておくことの重要性を物語っていると言えるのではないか。」とコメントされています。
次に、地震保険ですが、地震保険って、企業は加入することができないようです。知らなかった・・・・ 但し、火災保険に「地震拡張担保特約」を付加する方法があるようですが、今までは、保険料が高いことから余り件数はなく、また、損保会社の特約を引き受ける枠がすでにうまっていることから、今は申し込んでも断られるようです。
なお、ある会社は、数年前、東南海・南海地震に備えたプロジェクトチームを発足させ、災害時のマニュアル策定や店舗の耐震化、保険への加入など、事業継続計画を策定したようです。
具体的には、①地震による被害が想定される20数店舗について、大部分の店舗は地震拡張担保特約を保険会社と結び、②一部の店舗では、耐震補強を施したり、津波の被害を免れることができる高台へ移転させるなどしたようです。
保険という選択肢がない以上、店舗の耐震性をはじめ、出店地の選定では津波被害に遭わない敷地の確保が重要だと、コメントされています。
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