【倒産】 全国倒産処理弁護士ネットワーク シンポジウム (横浜)
全国倒産処理弁護士ネットワークという組織があります。
先日のブログでも紹介いたしましたが、11月20日(土)の第9回全国大会(新横浜プリンスホテル)に参加いたしました。
昨年の第8回全国大会(11月21日(土))は高松であり、一昨年の第7回全国大会(11月8日(土))は広島であり、いずれも参加させていただきました。来年は、那覇市で、第10回大会が予定されています。
今回の全国大会のテーマは、①特別講演として、「会社再建における会社分割の手法の問題点」として、一橋大学の山本和彦教授がご講演され、その後は、有識者による②パネルディスカッション「事業承継スキームの光と影ー濫用的会社分割を考える」でした。
まず、特別講演ですが、1.会社分割の債権者保護手続、2.倒産手続における対応方法、3.会社分割(組織行為)の否認可能性、4.詐害行為否認ー相当対価行為の否認、5.偏頗行為否認、6.否認の対象とならない会社分割の要件などについてお話されました。
但し、浅学な私には理解が今ひとつでした。反省です。
パネルディスカッションでは、①福岡地裁平成21年11月27日判決、②福岡地裁平成22年1月14日判決、③東京地裁平成22年5月27日判決が採り上げられていました。
なお、金融法務事情No1910(11月25日号)では、③の控訴審判決である東京高裁平成22年10月27日判決が採り上げられていました。
会社分割については濫用的な事例も増えており、当事務所の相手方になることが少なくない消費者金融機関も、会社分割を行っていることが少なくありません。
「会社分割 事業再生」でインターネットを検索すると、いろんなサイトが出てきますね・・・後で、トラブルに巻き込まれないよう注意をした方がいいかもしれませんね。
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