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2009年10月 3日 (土)

【行政】 中学1年生の生徒が、始業前教室で、他の生徒に対し自在箒を投げつけ、右眼を損傷させた事故について、加害生徒、その両親及び学校設置者(町)の責任を肯定した事例

 判例タイムズNo1302(2009・10・1)号で紹介された仙台地裁平成20年7月31日判決です。

 事案は以下のとおりです。

 原告は、平成14年12月当時、Y1(町)が設置管理している中学校1年2組の生徒であったが、同月20日午前7時42分ころ、1年2組の教室内で、同じクラスの生徒であったY2から、自在箒を投げつけられ、その結果、右眼を損傷し、視力低下、視野欠損、続発性緑内障による視神経萎縮等の障害を負いました。

 そこで、原告は、加害児童であるY2に対し損害賠償を請求するとともに、

 Y2の両親であるY3らに対し、親権者としての監督義務違反を主張して損害賠償を請求し、

 Y1(町)に対しても、校長A、担任教諭B等が本件事故までにもY2が原告を含めて他の生徒にちょっかいを出したり、授業妨害したりするなどをしていたにもかかわらず、何ら適切な指導・注意をすることなく、本件事故を誘発した点に生徒の安全を保護すべき義務の懈怠があるとして損害賠償を請求しました。

 Y1(町)の責任については、

 本件事故が始業時間前に発生したものであることについては、

 始業時間前といえども、開門前であって生徒の登校を受け容れる状況にあったこと、

 教育活動の準備期間に相当する時間帯であること

 教室内で発生した事故であること

を考慮し、

 学校教育活動と質的時間的に密接な関係を有する学校生活関係の中で生じたものと認めました。

 その上で、予見可能性については、

 Y2にみられた精神的な未熟さ及びそのことに由来する自己抑制力の乏しさは、Y1の校長A、担任教諭B等に認識されていたものであり、Y2がその自己抑制力の乏しさによって他人の生命・身体等に危害を及ぼす危険性を具体的に認識しえたと説示し、Y2に対する適切な指導・監督を行わなかった点に、原告に対する安全配慮義務違反を認めました。

 この事案では、被告らに対して、3000万円を越える賠償を明示られています。

 ところで、自在箒って、私は知りませんでした。

 

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