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2008年10月20日 (月)

【介護・遺言・相続】 相続放棄 家裁裁判月報平成20年No10

 家裁裁判月報平成20年No10号に搭載された事例です。

 原審に松山家裁の相続放棄の申述を却下した決定を取り消して、相続放棄の申述を受理した抗告審(高松高裁平成20年3月5日)決定です。

 甲さんが、平成18年6月×日に死亡しました。甲さんの相続人は、妻Cと、次男Dと、抗告人である長男Eでした。

 Dは、相続人らを代表して、農協を訪ね、甲さんの債務の存否について確認したところ、農協からは、債務はないとの回答を得ました。

 そこで、相続人らは、相続手続を行い、農協の貯金などの名義変更手続を行いました。

 ところが、甲さんは、農協を貸主とする消費貸借契約の連帯保証人になっており、その金額は3億円にもなっていました。

 平成19年9月ころに至って、農協は、甲さんの相続人らに対して、債権回収を図るために、通知した。

 この通知に接したEさんは、平成19年11月、松山家裁に、相続放棄の申述受理申立を行いました。

 松山家裁は、形式的に、熟慮期間の起算点は、甲が死亡した平成18年6月×日であり、平成19年11月は、既に3ヶ月が経過していることを理由に申述を却下しました。

 これに対して、高松高裁は、松山家裁の決定を取り消し、相続放棄の申述を認めました。

 裁判要旨は、以下のとおりです。

 相続債務について調査を尽くしたにもかかわらず、債権者からの誤った回答により、債務が存在しないものと信じて限定承認又は放棄をすることなく熟慮期間が経過するなどした場合には、

 相続人において、遺産の構成につき錯誤に陥っているから、その錯誤が遺産内容の重要な部分に関するものであるときは、

 錯誤に陥っていることを認識した後改めて民法915条1項所定の期間内に、錯誤を理由として、単純承認の効果を否定して、限定承認又は放棄の申述受理の申立をすることができる。

 これって、結構ありませんか? 特に保証債務って、相続人にはわからない場合が少なくないですよね。

 私も、遺産の相談を受ける場合、保証債務含めて負債はないのか、あるとすればその額は、受け取るべき遺産に見合うものなのか、必ず確認しています。

 金融機関に債務の存在を確認する場合には、保証債務も忘れずに確認してください。後で泣かないためにも・・・

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