励みになります。クリックお願いします。<(_ _)>

  • にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

<(_ _)>

  • 弁護士ドットコム|無料法律相談・弁護士/法律事務所検索ポータル

書籍紹介(企業法務・金融)

書籍紹介(不動産・建築)

書籍紹介(法律)

« 【金融・企業法務】  預金の過誤払い 大阪高裁平成20年2月28日 | トップページ | 【弁護士考】 司法研修所51期10周年記念大会  熱海 »

2008年9月 6日 (土)

【建築・不動産】 入会権 最高裁平成20年4月14日

 判例時報No2007(平成20年8月21日)号で紹介されている最高裁判例です(平成20年4月14日)。

 事案は、電力会社の発電所の建設用地(本件土地)について、原発建設に反対するXらが、自らは本件土地につき入会権を有する入会集団の構成員であるとして、電力会社と入会集団の他の構成員らに対し、入会集団の構成員たる地位に基づく使用収益権の確認を求めるとともに、電力会社に対して、その使用収益権による妨害排除請求権に基づき、所有権移転登記の抹消登記手続等を求めたものです。

 もともと本件土地は、明治24年当時、四代組の入会地として、その構成員である四代部落の世帯主全員の総有に属していました。昭和50年ころには使用収益する者はいなくなりました。

 明治24年ころ、4代組と同じく四代部落の世帯主で構成される四代区という権利能力なき社団が成立し、現在に至っています。

 平成10年、電力会社と4代区の区長とは、四代区の役員会の全員一致の決議に基づき、本件土地と電力会社の土地とを交換しました。

 そこで、Xらは、本件入会権の対象となっている本件土地の処分には入会権者全員の同意が必要であり、その同意のない交換契約は無効だと主張したのです。

 原審は、

①本件土地の入会権は、四代区が成立した段階で、共有の性質を有しない入会権に変化したので、時効により消滅した

②四代部落の世帯主を構成員とする四代区には、その役員会の全員一致の決議によってその財産を処分する慣行が存在し、本件土地は四代区の役員会の決議に基づいて有効に処分された

 と考えました。

 最高裁は、

①本件土地は四代部落の世帯主の構成員の総有に属するものであることは、四代区の成立の前後を問わず変わらない。→消滅時効の前提を欠く。

②しかし、民法263条は、共有の性質を有する入会権について、各地方の慣習に従う旨定めており、慣習は民法の共有に関する規定に優先して適用されるところ、

 慣習の効力は、入会権の処分についても及び、

 慣習が入会権の処分につき入会集団の構成員全員の同意を要件としないものであっても、公序良俗に反するなどその効力を否定すべき特段の事情が認められない限り、その効力を有する

 そして、原審と同様の判断を示して、結論としては、Xらの上告を棄却しました。

 入会権って、学生時代を含めてほとんど勉強した記憶がないですね。慣習上の物権くらいしか思い出しません。coldsweats01

 総有については、合有、総有、共有の区別で勉強しますけどね。抽象的であまり好きな分野ではありませんでしたが・・・

 記憶の片隅を掘り起こしながら、判例を読んでみました。 

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

« 【金融・企業法務】  預金の過誤払い 大阪高裁平成20年2月28日 | トップページ | 【弁護士考】 司法研修所51期10周年記念大会  熱海 »

2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

書籍紹介(労働・労災)

無料ブログはココログ