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2008年3月17日 (月)

【金融・企業法務】 継続的貸借取引により生じた過払金返還請求権の消滅時効

 旬刊金融法務事情1829号(3月15日)号の、リーガルナビにて紹介されていた裁判例です。

 事案は、以下のとおりです。

 Yは貸金業者であり、Xは、Yとの間で基本契約を締結し、昭和58年5月7日以降、継続反復的に金銭の借入と返済を行っていた。Xの最終借り入れ日は、平成11年7月30日であり、最終返済日は、平成18年4月7日です。

 平成18年7月26日、Xは、Yに対して、過払金返還請求訴訟を提訴しました。

 これに対して、Yは、訴え提起から遡って10より前に発生した過払金返還請求権については、消滅時効が完成していると反論しました。

 広島高裁松江支判は、本訴提訴の10年前である平成8年7月26日以前の弁済によって生じた不当利得返還請求権については、時効により消滅していると判断しました(平成19年9月5日)。

 消滅時効の起算点については、以前、判タで、名古屋地裁の裁判官が執筆した論文(業者より)が思い出されますが、今回の裁判例も、業者よりの判決になっています。

 上告及び上告不受理の申立がされましたが、最高裁では、いずれも取り上げられていません。

 継続的取引における過払金の消滅時効の起算点については、いつも悩むところであります。

 ① 過払金が発生する都度、消滅時効が起算するとされる説

 ② 取引終了日

 ③ 最終貸付日

 ④ 取引履歴開示日(或いは提訴日)

 主要なものとしては、この4説がありますが、リーガルナビの解説者は、①説に親近感を覚えておられるようです。

 この論点について、将来、最高裁がどのような判断を示すのか緊張感をもって見守りたいと思います。

 クレサラを扱う実務的な感覚としては、②説で運用されているのではないかと思いますが。

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コメント

はじめまして。私は個人で不当利得返還請求をしております。まさに 大手消費者金融A社より消滅時効の援用。時効の起算点において反発されております。判例も様々ですが準備書面が はかどらず困っています。弁護士や司法書士の先生に報酬を払える金銭的余裕もなく 過払い金は今の債務にあてる予定で個人で 悪戦苦闘しております。最高裁の判例がないとなれば 地裁の裁判官の判断にまかせるしかないのでしょうか? 分断もなく安心してたのですが 相手側の主張が通れば請求額の25%程度になってしまいます。

はじめまして。僕は貸金業者で、不当利得返還請求を受ける部署に属しております。
「弱者の力になりたい」という個人的な思いから、このコメントについて協力したいのですが、
弁護士や司法書士ではないので、確か、法律相談には答えられないのですよね。

一般的には、弁護士等に依頼しないのであれば、
 記事に出ているような、「自分の知りたい情報が掲載されている書籍」を買うなり、読むなりするとか、
 インターネットで検索して時効に関する「記事」なり「ブログ」なり「掲示板」などを探して、自分で解決するしかない気はします。
(僕の聞いた話だと、「友人に相談しながら請求している」という方もいらっしゃるらしいのですが、お勧めしません)

貸金業者なのに、ヒントを出そうとしながらも、「これ」という文章がかけなくて悶々としています。

はじめまして。僕は貸金業者で、不当利得返還請求を受ける部署に属しております。
「弱者の力になりたい」という個人的な思いから、このコメントについて協力したいのですが、
弁護士や司法書士ではないので、確か、法律相談には答えられないのですよね。

一般的には、弁護士等に依頼しないのであれば、
 記事に出ているような、「自分の知りたい情報が掲載されている書籍」を買うなり、読むなりするとか、
 インターネットで検索して時効に関する「記事」なり「ブログ」なり「掲示板」などを探して、自分で解決するしかない気はします。
(僕の聞いた話だと、「友人に相談しながら請求している」という方もいらっしゃるらしいのですが、お勧めしません)

貸金業者なのに、ヒントを出そうとしながらも、「これ」という文章がかけなくて悶々としています。

申し訳ありません。
急いで2回押してしまいました

コメントありがとうございます。
書籍やネットもかなり探してみたんですが
役立つ文面があっても判例や民法を引用してないので 勝手なこちら側の言い分になってしまいそうで。
判例はいっぱいあるのに 書面例が落ちてないのが不思議です。自分が探しきれてないだけなのかもしれないんですけど。この手の反論が最近増えて 相談板におなじ様な質問はみかけても 回答が中途半端で それは私もわかるから きちんと文章にしてくれないかなぁ~って 甘えた考えを持ってしまいます。どこを探せば参考資料があるのかな? ウィキと兵庫弁護士会とみなとみらい弁護士会と2ちゃんねると過払い請求の書籍が2冊。
それなのに 満足出来る書面が書けない。
もうひと頑張りなのに。判例があるから その時の準備書面もあればいいのに。
あるのは みなし弁済とか悪意の受益者ばっかり(笑) 時効がらみの分断もないので 安心してたら こんな事になりました(笑)
別口ですが 金額交渉中のアエルが民事再生の申し立て 東京地裁に受理されてこちらも裁判二回目前に和解の予定だったのに どうなる事やら(笑)

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