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2008年1月22日 (火)

【医療事故】患者が大腸ガン切除手術後にカテーテル感染症から敗血症に陥り、約7か月間寝たきりの闘病生活をした後に死亡したことにつき、担当医に、カテーテル感染症を疑ってIVHカテーテルを早期に抜去すべき義務が怠った過失があり、担当医の過失がなければ、患者は現実の死亡時点よりもなお若干の期間生存し、一時的にせよ通常の日常生活がおくれたとして、慰謝料1200万円等の損害賠償請求が認められた事例(東京地判平成18・11・22)(判時1986号)

 判例時報1986(1月21日)号搭載の医療事故に関する裁判例です。

 本件は、Quality of Life いわゆるQOL改善のためにガン切除術を行ったものの、その目的を全く達成できなかったケースです。

 主たる争点は、①過失の有無、②因果関係(死因)、③損害額の3点です。

 ①カテーテル感染への医師への対処が問題となった事案は、高松地判平成5年12月14日、名古屋高判平成15年2月20日等があるようですが、いずれも、医師の過失は否定されています。

 本件事案では、5月31日以降のIVHルートの滴下不良は、カテーテル感染を強く疑わせることなどを理由に、医師の過失は認めています。

 ②因果関係については、担当医師の過失がなければ、患者が現実の死亡時点よりも、なお若干の期間生存しえたとして、担当医師の過失と死亡結果との間の因果関係を肯定しています。

 ③損害額については、逸失利益や葬儀費用については否定したものの、慰謝料については、家族とも十分にコミュニケーションがとれず、平穏な日常生活に復帰しえたこととの差異はあまりにも大きいことを理由に、比較的高額な慰謝料(1200万円)を認めました。

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