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« 準備書面及び陳述書により相手方当事者の名誉を毀損したとする損害賠償請求が、訴訟上の主張立証に名を借りた個人攻撃であって、違法性阻却事由があるとはいえないものとして認容された事例(判例タイムズ1244 東京地裁平成18年3月20日) | トップページ | 司法試験合格者3000人時代到来? »

2007年10月18日 (木)

オルソペディクス1999年1月号「外傷性頸部症候群診察マニュアルー最近の知見からー編集慶應義塾短期大学学長平林洌」の「最近トピックス2 外傷性頸部症候群における画像所見の診断的意義についてー無症状性健常者との比較検討から」(全日本病院出版)

 表題の論文は、いわゆる松本(守雄)論文ですが、それによれば、「外傷性頚部症候群患者にみられる頚椎弯曲異常や、椎間板変性所見は健常者と同様に生理的加齢変化である可能性が高く、その病因性については慎重に判断する必要がある」と説明されています。

 また、「単純X線上、健常者における頚椎弯曲と局所後弯の頻度を年代別、性別に示すと、頚椎弯曲は40歳未満の女性で非前弯曲方の頻度が高く、特に20歳代の女性では、非前弯曲型が全体の70.7%を占めた。男女ともに加齢とともに前弯型が高頻度となる傾向を認めた」などと説明されています。

 つまり、交通事故(衝突事故)が発生した場合、被害者にみられた頚椎の頚椎弯曲や局所後弯が、衝突事故と因果関係があるのか、或いは、既存の所見ではないのかが、交通賠償上、問題になることがあります。

 この点について、高松高等裁判所は、平成19年5月29日(確定)に、「頚椎の局所後弯が10歳代から30歳代の健常者でもある女性にも約3割ないし2割の高頻度で認められるものであることにもかんがみれば」として、前述の松本論文を引用して、「後弯角状変形については、それが既存の所見ではなく、本件事故によって初めて生じたものであるとまでは認めがたいといわざるを得ず」と判断しました。

 原審は、角状変形と衝突事故との因果関係を認めていましたが、高松高裁は、それを否定しました。

 この論点についての裁判例は、私が調査したところでは、交通賠償の裁判例上で、過去に紹介されたものがないと思われますので、今後の類似案件の参考のために、紹介しておきます。

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コメント

むち打ち症に関するGOODな医学文献の1つですよね。
 高松高裁平成19年5月29日はどこの公刊物に掲載されていますか?ホームページには掲載されていないようですが。

むち打ち症に関するGOODな医学文献の1つですよね。
 高松高裁平成19年5月29日はどこの公刊物に掲載されていますか?ホームページには掲載されていないようですが。

田舎の片隅で、私が控訴人代理人として関与した案件であるため、残念ながら、公刊物には載っていません。
 交通春秋社から連絡があったので、同社の判例速報には載るかもしれません。

コメントを重複投稿したようなので1つ削って下さい。
ご丁寧にご回答ありがとうございました。
ぜひ判例集に投稿してください。

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