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2007年8月 3日 (金)

闇社会の守護神と呼ばれて 反転 田中森一

 元特捜検事の田中弁護士が書いた本が、ヒットしているようです。

 田中弁護士が検事時代や弁護士としてかかわった事件が、実名そのままで、書かれています。書かれていることの内容が事実かどかは、関係者ではない私には全くわかりませんが、事実だとしても、本来は、検察官として、或いは、弁護士として、墓場までもっていくべき事柄ではないかと思います。

 田中弁護士は、法律家として一線を踏み外したことはないと自負されています。

 しかし、田中弁護士が書かれている内容を前提にしたとしても、虚偽の供述を勧めるのは、すでに一線を越えているのではないかと思います。

 田中弁護士は、法定で嘘をつく戦法について、弁護士としてやってはいけない手法ともいえないのだと述べておられますが、私は、弁護士として、絶対にやってはいけないことだと思います。勝つためにはなんでもやるという風にみえます。

 また、金銭感覚がやはり一般的な弁護士とは大きく異なるようです。ご自身で1万円が100円程度しか思えないと述べられています。1億円の手形を裏書きすることも信じられません。100万円の感覚なのでしょうか?

 田中弁護士にしても、朝鮮総連事件の緒方弁護士にしても、一般的な普通の弁護士とは、やはり金銭感覚が違うのではないかと思います。

 どこかの法律家のブログに、検察官や裁判官上がりの弁護士の場合、どこか、脇があまく、ダークサイドに引き込まれる方がおられるという指摘がありました。

 田中弁護士の本の中に、事務所開設のご祝儀に1000万円をもらったという話がありましたが、私であれば、突き返していると思います。必ず、見返りとして、危ない橋を渡らされるからです。

 検察官時代は、非常に、高潔な方だったようですので、一層、残念です。

 しかし、検事は、弁護士が荒稼ぎできる仕事だと思っているのでしょうか?

 刑事事件で荒稼ぎできるって、いったい、どんな刑事事件でしょうか? 想像できません。 

 もっとも、私は、刑事の私選弁護は受けないので、田中弁護士のような事件は全く無縁ですが・・・・ 

 私の場合、今日も、すべて込みで6万円の国選事件を一生懸命やっています。

 他方、田中弁護士は、5分か10分の仕事で、数百万円の報酬・・・

 ただ、依頼事件の内容を考えると、別にうらやましいとは思えません。リスクが高すぎるのです。

 なお、田中弁護士の本は、アマゾンでも購入できます。

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