損害賠償額算定基準((財)日弁連交通事故相談センター東京支部)
交通事故事件を扱う弁護士にとって、いや、交通事故事案を扱う者全てにとって、必要不可欠のアイテムがあります。正式名称は、「損害賠償算定基準」という書籍ですが、業界では、「赤い本」と言われています。実務では、算定基準のバイブルのような扱いをされております。
この赤い本、毎年改訂されるのですが、今回は、色まで少し変わったようです。ある弁護士さんのブログで紹介されていました。私は、まだ入手していないのでよくわかりませんが、どうも、桃色、いや、ピンク色になったらしいようです。今までは、事務員さんに、赤い本とってと言っていたのですが、これからは、ピンク本とってに変わるのでしょうか?
毎年、東京地裁民事27部、即ち、交通事故を専門に扱う裁判官の講演も収録されております。
平成17年度の赤い本は、
①会社役員の休業損害・逸失利益(松本利幸)
②慰謝料の増額事由(高取真理子)
③高次脳機能障害の要件と損害評価(本田晃)
④労働能力喪失の認定について(瀬戸啓子)
⑤歩行者が加害者となった場合の過失相殺(桃崎剛)
⑥改造車における修理費用及び車両価格の算定(蛭川昭彦)
が、収録されていました。
思い出されたでしょうか。松本裁判官は、現在は、松山地方裁判所西条支部の裁判官です。なお、赤い本は、一般の方は購入できないようになっているようです。
平成18年度版のピンク本、いや、赤い本はどのような講演が収録されているのでしょうか。楽しみです。
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コメント
おたずねします。
赤本、青本とありますが、非売品となっています。
弁護士以外の一般人は絶対入手不可能なのでしょうか。
直接自分で読んでみたいのですが、ムリですか。
お忙しいところ恐縮ですが、お教えください。
投稿: S・M | 2007年4月 6日 (金) 18:34
青い本はわかりせんが、赤い本は、一般のルートでは、販売していないと聞いたことがあります。直接、日弁連交通事故相談センターに連絡してみたらどうですか?
弁護士が購入する場合には、弁護士会経由で注文の有無の確認の通知がきています。
ですが、保険屋さんも持っていますし、裁判所にも備え付けていますので、絶対入手不可能とまではいえないのではないでしょうか?
投稿: 田舎弁護士 | 2007年4月 6日 (金) 21:18
銀行員の悪徳行為(うまい話で融資話を契約)に関して民事訴訟を起こしたが賠償は銀行に、本人には慰謝請求した。慰謝料の算定基準が具体的でないと言われました。参考書を教えてください。よろしくお願いします。
投稿: 柴 義雄 | 2007年12月26日 (水) 17:16
非典型的な事案だと思われますので、交通事故のような額についての算定基準は確立されていないと思います。
慰謝料の額についての(抽象的な)算定基準は、民法の教科書か、条文の解説集などに例示されていることが多いと思います。
ただ、慰謝料の額ではなく、そもそも、慰謝料を発生させる前提としての違法性を根拠づける「具体的な事実」について明らかにするよう裁判所から求められているのであれば、事案によって大きく異なるところです。
いずれにしても、ご依頼されている弁護士か、ご依頼されていないのであれば、近くの弁護士にご相談されることをお勧めします。
投稿: 田舎弁護士 | 2007年12月27日 (木) 10:08