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2006年3月15日 (水)

痴漢行為

 ニュースによれば、第2東京弁護士会所属の弁護士甲さん(34歳)が、電車内で女子高校生に痴漢行為をして都条例違反で現行犯逮捕されたとのことです。

 名門高校を経て東京大学法学部を卒業し、大手の法律事務所に所属していた(世間で言う)エリート弁護士だったらしいが、過去にも同様の事件を起こし、そのため、大手法律事務所を辞めざる得なくなり、また、罰金刑と業務停止処分を受けているようです。

 平成9年司法試験合格といえば、司法研修所52期に相当するはずですから、私の1期後輩になるはずです。

 痴漢行為は弁護士の業務とは関係のない当該人間の属性に由来するものですが、弁護士ですから、またも同種の犯罪行為に手を染めるということは言語道断で、今回は、刑事処分や懲戒処分も相当に重いものがくるでしょう。

 甲さんは弁護士バッチが飛ぶような行為をして、今後どのような生活を送るのでしょうか。被害女性の気持ちは考えなかったのでしょうか。甲さんには守るべき奥さんや子どもさんはいないのでしょうか。生活の糧を失わないためにも同種の再犯を犯さないようにその工夫はしなかったのでしょうか。

 若い有能な弁護士であり、将来も嘱望されていたということもあって、残念でなりません。

 最近の弁護士の不祥事をみると、3つ位に大別できるのではないかと思います。

 弁護士の収入が悪化していることに伴い、顧客の預かり金や管財事件の破産財団などの横領事件、債務整理屋等と提携する非弁事件のような場合(①)

 弁護士の業務に内在する、うっかりミスや、法令等精通義務を怠ったような場合(②)

 痴漢行為、酒気帯び運転行為などその人の人格に由来する場合(③)

 ③のケースは、個々の個人が注意するべき問題ですが、②については、今後は、弁護士の数が飛躍的に増加することが予想され、勉強不足の者もでてくるでしょうから、弁護士会で、法令研修を義務づけたり、或いは、裁判官のように10年単位くらいで更新しその際に再度試験を実施するなどの措置が必要になるのではないかと思います。考えてみれば当たり前のことで、司法試験に合格しただけで、老後の生活まで安泰だという考えは通りません。(>_<) 

 ①のケースも、今後、弁護士の収入は大幅な減少が予想されておりますので、自由競争に負けた弁護士は経済的にも貧窮することは確実で、このようなケースも急激に増加していくものと思います。現在では、年輩の弁護士さんは、古武士のような方が多く、それが故に、あまり採算などを考えずに社会的に意味のある事件を手弁当で受けている方がおられますが、残念ですが、次第に古武士のような弁護士は次第に減っていくのでしょうね(その代わり、愛想のいい商売人のような弁護士が増えるでしょう。(~o~)みたいな感じ。)。

 ただ、①のケースを防止する方法は、非常に困難だと思います。人間は、お金に困れば、手持ちのお金に手をつけてしまう習性があるからです(その時は、どの人でも「返せると思っていた。」と決まり文句の良いわけがでるのですね。)。

 私の場合は、緊急時に備えて、毎月お金を積み立てるなどの工夫をし、また、仕事でミスしたときに備えて、弁護士賠償保険に入っております。そして、借金はしない(但し、借金はしないという点については異論がある人も多いと思います。なぜなら、借金をして事業を拡大しないと、これからの法律事務所経営は成り立たないからとも考えられるからです。)。

 近い将来、弁護士は、法科大学院時代の奨学金や司法研修所時代の貸付金で、相当な負債を抱えた状態で出発する者も少なくないでしょうから、本当に心配です。負けそうな事件でも積極的に受任して、着手金を多く取る者も増えてくるでしょう。 私は、むしろ、(事件の筋を考慮して)「裁判なんかやめときなさい」と平気でいえる弁護士を理想としております。

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