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歯科

【救急病院】

2019年5月28日 (火)

【救急病院】 救急搬送された患者が退院後に死亡した事件につき、救急病院の医師にCT検査等を実施すべき義務違反があったと認めた事例

 判例時報No2400号で紹介された東京高裁平成30年3月28日判決です。

 逆転判決で、病院側が負けています。

 第2審の判断は、以下のとおりです。

 本判決は、①本件搬送時、Aが既に頭蓋内圧亢進症を発症していたこと、②頭蓋内圧亢進症状は医学的知見によると、自覚的には頭痛、嘔吐及び視力障害が、他覚的には意識障害などがあり、嘔吐が終わると頭痛は一時的に寛解し、また食べられるという特徴を有すること、③Y1医師は、収容要請において嘔吐、下痢、頭痛の症状があるとの情報を得ており、嘔吐、下痢の症状の後には通常は腹痛がみられるのに頭痛が発症していることにつき、疑問を抱き、頭痛の有無を聞いていることなどからすると、頭痛と嘔吐の症状があり、かつ、嘔吐が終わると頭痛が寛解したことをもって、頭痛内圧亢進症を疑うべきであったこと、④したがって、Y1医師には、本件搬送時、Aの頭痛内圧亢進症を疑って、CT検査等を実施すべき義務があったとし、その上で、同義務があったにもかかわらず、これを怠り、本件退院指示をし、かつ、Aの状態悪化に気付かず、本件退院指示を撤回しなかった過失があると判断されました。

 男子中学生の方だったようです。痛ましい事故です。ご冥福をお祈りいたします。

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