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歯科

【産婦人科】

2020年9月17日 (木)

【産婦人科】 子宮破裂の事案

 判例時報2450・2451号合併号で紹介された東京地裁令和元年8月29日判決です。

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 被告の開設する病院に急性腹痛で救急入院した原告妊婦がCT検査により子宮破裂と診断され緊急帝王切開手術を受けたが、死産となったことについて、

 産科医の当初の診察及び検査時に原告妊婦が子宮破裂を発症していたとはいえず、これを見逃した過失はなく、

 ついで担当した内科医も腹部全体の触診による診断に過誤があるとはいえないとされた事例です。

 妊婦が子宮破裂により胎児を死産したり、あるいは妊婦が命を落とす場合もありますが、子宮破裂した事例において、医療機関の責任が問われるケースもあるようです。また、子宮破裂の原因の一つとして、子宮収縮剤(陣痛促進剤)の投与が挙げられていますが、これについても医師の責任が問われた裁判例もあるようです。 

2020年7月18日 (土)

【産婦人科】 産婦人科医師が血糖値測定義務に違反したことと生後3日の新生児が低血糖から胃出血・出血性ショックを起こし低酸素性虚血性脳症を発症した脳性麻痺に至ったこととの間に因果関係が認められた事例 大阪高判平成31年4月12日

 判例時報No2443号で紹介された大阪高判平成31年4月12日です。

 本判決は、産婦人科医師が血糖値測定義務に違反したことと、生後3日の新生児が低血糖から胃出血・出血性ショックを起こし低酸素性虚血性脳症を発症し脳性麻痺に至ったこととの間に因果関係が認められたケースです。☔

 医師が血糖値の測定をしなかったという不作為(原因)と新生児の脳性麻痺(結果)との間の因果関係が争点となりました。🎤

 不作為と結果との因果関係の判断は、「仮に作為義務に従った治療がなされていれば」という仮定的な判断であり、実際には生じなかった事実経過を推定するものであって、判断の対象が評価的、観念的、価値的にならざるをえず、その判断に困難を伴うことが多いとされています。

 本判決は、そうした中で、低血糖 → 胃出血 → 出血性ショック → 低酸素性虚血性脳症 → 脳性麻痺 という事実的因果関係を肯定し、医師の不作為である血糖値測定義務違反との間の因果関係を認めたものです。🚙

 田舎弁護士は、けっして、医療過誤事案を得意として取り扱っているものではありません。ただ、過去にいくつかご依頼を受けて対応させていただいたこともありますので、いつも勉強しております。病院の顧問先も複数締結しておりますので、基本的なことは広く知っておく必要があります。🏥

 

2019年2月11日 (月)

【産婦人科】 低酸素性脳症及び脳性麻痺が発症した事案

 判例時報No2388号で紹介された京都地裁平成30年3月27日判決です。

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 ① 娩出した胎児に低酸素性脳症及び脳性麻痺が発症し身体機能障害が生じた事故について、出産を担当した産婦人科の処置につき、子宮収縮薬、麻酔薬の投与量及びその点滴装置の利用方法、胎児の吸引分娩及びクリステレル圧出法の適否の判断、分娩監視装置の不装着並びに帝王切開の遅れ等について過誤があったが、

 かかる錯誤と脳性麻痺等の結果との間には因果関係が認められないとした事例

 ② 分娩中の低酸素が脳性麻痺の原因となるかについて、米国産婦人科学会の産科臨床委員会の基準に依拠して判断した事例

 →注意義務違反や説明義務違反については認めましたが、因果関係については否認しました。

  控訴審はどうなるかわかりませんね💦

2018年6月 5日 (火)

【産婦人科】 最新産科学 異常編

 文光堂から2013年に出版された改訂第22版最新産科学異常編 です。大きい本で充実しておりますが、7000円+税で購入しやすかったです。

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 異常妊娠、合併症妊娠、異常産褥、異常新生児等に区分して解説されています。

2018年6月 4日 (月)

【産婦人科】 STEP 産婦人科 ② 産科

 2013年に出版されたSTEP産婦人科です。若い医師向けの書籍なので、わかりすいです。値段も4000円+税で良心的です。

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 ①妊娠の生理、②妊娠による母体の変化と管理、③分娩の生理と管理、④産褥の生理と管理、⑤異常妊娠、⑥合併症妊娠、⑦異常分娩、⑧産褥異常です。

 

2018年6月 3日 (日)

【産婦人科】 病院前救護のための産科救急トレーニング

 中外医学社から、2014年に出版された「病院前救護のための産科救急トレーニング」という書籍です。

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 小さい本ですが、4800円+税 です

 妊娠後期における産科救急疾患は参考になりそうです。


2018年6月 2日 (土)

【産婦人科】 ハイリスク妊娠の診療を極める

 永井出版から、平成21年に出版された「ハイリスク妊娠の診療を極める 」という書籍です。

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 9500円+税です。

 妊娠時の異常、分娩時の異常、産褥期の異常にわかれています。

 ご相談の際には、どの異常なのかを調べてから対応するようにしております。

 

2018年6月 1日 (金)

【産婦人科】 新版 鑑定からみた産科医療訴訟

 数年前に、産科の医療過誤事案を担当した際に購入した書籍です。

 日本評論社から、2012年に出た「新訂鑑定からみた産科医療訴訟 」です。

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 産科臨床に関連する訴訟事例集としては、①子宮収縮剤投与に関連する訴訟例、②子宮収縮剤投与と胎児仮死に関連する訴訟例、③胎児仮死・急速遂娩・脳性麻痺に関連する訴訟例、④骨盤位の分娩に関連する訴訟例、⑤多胎に関連する訴訟例、⑥常位胎盤早期剥離に関連する訴訟例、⑦母体死亡に関連する訴訟例、⑧妊娠中毒症に関連する訴訟例 です。

 産科の場合には、類似事案も少なくないので、参考になります。

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