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歯科

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2020年1月

2020年1月30日 (木)

【その他】 病院の医療従事者に褥瘡の発生を防止すべき義務及び褥瘡を適切に治療すべき義務を怠った過失を認めた事例 東京高判平成30年9月12日

 判例時報2426号で紹介された東京高判平成30年9月12日です。 

Kimg2498_20200130102601
 解説によれば、褥瘡とは、寝たきりなどによって局所に持続的な圧力が加わり続けることで血流が悪化したり滞ったりし、結果として難治性皮膚潰瘍になったものといいます。その予防には、身体にかかる圧力を管理することが有用であり、その管理には、一般的に2時間ごとに体位交換を実施し、体圧分散マットレス使用時には4時間を超えない間隔で体位交換を実施すること、また、褥瘡の治療には、除圧が最も有効であるが、栄養改善も非常に重要であるとされています。
 高裁も第1審の判断を是認しております。
 
 原審においては、
 
① Aは褥瘡発生のリスクの高い患者であり本件病院の医療従事者が褥瘡発生防止のための対策を行うべき一般的な義務がある、
② 本件病院の医療従事者は、Aに対し、体位交換を最低2時間ごとに実施し、体位分散寝具を使用し、皮膚に異常がないか観察すべき義務を負う、
③ 本件病院では、2時間を空けない体位交換がルーティンワークとして実施されず、通常のマットレスを使用したことから、Aの褥瘡発生を防止すべき義務を怠った、
④ 本件病院では、褥瘡認識後も通常のマットレスを使用し、褥瘡診断以降に細菌検査を行わず感染兆候があったにもかかわらず、創培養を行わず、黒色壊死や一部肉芽があるのに壊死組織の除去を実施しなかったことから、適切な治療をすべき義務を怠ったと判断されています。
 
 700万円に近い賠償が認められています。

【その他】 病院の医療従事者に褥瘡の発生を防止すべき義務及び褥瘡を適切に治療すべき義務を怠った過失を認めた事例 東京高判平成30年9月12日

 判例時報2426号で紹介された東京高判平成30年9月12日です。 

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 解説によれば、褥瘡とは、寝たきりなどによって局所に持続的な圧力が加わり続けることで血流が悪化したり滞ったりし、結果として難治性皮膚潰瘍になったものといいます。その予防には、身体にかかる圧力を管理することが有用であり、その管理には、一般的に2時間ごとに体位交換を実施し、体圧分散マットレス使用時には4時間を超えない間隔で体位交換を実施すること、また、褥瘡の治療には、除圧が最も有効であるが、栄養改善も非常に重要であるとされています。
 高裁も第1審の判断を是認しております。
 
 原審においては、
 
① Aは褥瘡発生のリスクの高い患者であり本件病院の医療従事者が褥瘡発生防止のための対策を行うべき一般的な義務がある、
② 本件病院の医療従事者は、Aに対し、体位交換を最低2時間ごとに実施し、体位分散寝具を使用し、皮膚に異常がないか観察すべき義務を負う、
③ 本件病院では、2時間を空けない体位交換がルーティンワークとして実施されず、通常のマットレスを使用したことから、Aの褥瘡発生を防止すべき義務を怠った、
④ 本件病院では、褥瘡認識後も通常のマットレスを使用し、褥瘡診断以降に細菌検査を行わず感染兆候があったにもかかわらず、創培養を行わず、黒色壊死や一部肉芽があるのに壊死組織の除去を実施しなかったことから、適切な治療をすべき義務を怠ったと判断されています。
 
 700万円に近い賠償が認められています。

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