2019年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

歯科

« 【歯科】 インプラント治療の説明書と同意書の作り方 | トップページ | 【その他】 内視鏡的不可逆性胆道膵管造影(ERCP)施術を巡っての医療訴訟 »

2019年11月 4日 (月)

【心臓外科】入院直後の患者の致死性不整脈等の心臓疾患を担当医師が予見することができたかという循環器の診察に関する注意義務違反が問題となった事例。

 判例時報No2418号で紹介された東京地裁平成30年9月20日判決です。

 

Kimg1912
 洞不全症候群、心房細動等につき前医で治療を受けていた患者が高度肥満、過体重によりペースメーカー植え込み手術のための検査、手術等を安全に行うために都立病院に転院して、
 
 医師の診察等を終えて高看護病室への歩行移動中に突然倒れて一時心肺停止状態になり、蘇生措置により一命をとりとめたが、52日後に死亡したことについて、病室へ歩行移動させた医師の措置に過失がないとされた事例です。
 原告が主張した過失は次のとおりです。
 Aに致死性不整脈が発症することを予見し、AをHCUまで移動させるに当たっては、HCUの移動ベッド等を利用し、やむを得ず歩行させる場合でも、十分な酸素投与を行い、移動モニターを装着するなどして、容態を注意深く観察すべきであったのにこれを怠った注意義務違反がある等と主張されていました。
 裁判所は、Aの救急搬送中及び本件病院到達後のバイタルサイン、本件病院到達後、本件病院の医師らの診察(聴診)において得られた心音や呼吸音、胸部X線検査や問診等の結果、心不全に陥っていることを示す所見も確認されなかったこと等からAを徒歩でHUC内の病室まで移動させたのであり、本件病院の医師らにはAを歩行させたことに注意義務違反はないとして、Yの責任を否定しました。
 

« 【歯科】 インプラント治療の説明書と同意書の作り方 | トップページ | 【その他】 内視鏡的不可逆性胆道膵管造影(ERCP)施術を巡っての医療訴訟 »

【心臓外科】」カテゴリの記事

最近のコメント

法律書