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歯科

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2019年11月

2019年11月28日 (木)

【その他】 内視鏡的不可逆性胆道膵管造影(ERCP)施術を巡っての医療訴訟

 判例時報No2419号で紹介された東京地裁平成30年10月11日判決です。

 ERCPとは、膵臓や胆嚢、胆管の病気を診断するために実施される検査であり、内視鏡を口腔から挿入し、食道、胃を通って、十二指腸まで進め、内視鏡を通した細いチューブをファーター乳頭(十二指腸壁にある主膵管と胆管が合流する管の出口部分を指す)に挿入し、造影剤を注入することで、詳細な膵管像,胆管像を得たり、組織や細胞を採取することができ、これにより総胆管結石等について確定診断をすることができるとされている検査方法です。

 ERCP施術を巡っての医療訴訟は少なくないようです。

 今回の事案は、胆石胆嚢炎、総胆管結石管炎の疑いで入院した患者が、ERCPの施術を受けて、その後に空腸穿孔による汎発性腹膜炎を発症し死亡したことについて、医師にERCPの実施、大腸内視鏡等の選択及び手技等に関し過失がないとされました。

 

2019年11月 4日 (月)

【心臓外科】入院直後の患者の致死性不整脈等の心臓疾患を担当医師が予見することができたかという循環器の診察に関する注意義務違反が問題となった事例。

 判例時報No2418号で紹介された東京地裁平成30年9月20日判決です。

 

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 洞不全症候群、心房細動等につき前医で治療を受けていた患者が高度肥満、過体重によりペースメーカー植え込み手術のための検査、手術等を安全に行うために都立病院に転院して、
 
 医師の診察等を終えて高看護病室への歩行移動中に突然倒れて一時心肺停止状態になり、蘇生措置により一命をとりとめたが、52日後に死亡したことについて、病室へ歩行移動させた医師の措置に過失がないとされた事例です。
 原告が主張した過失は次のとおりです。
 Aに致死性不整脈が発症することを予見し、AをHCUまで移動させるに当たっては、HCUの移動ベッド等を利用し、やむを得ず歩行させる場合でも、十分な酸素投与を行い、移動モニターを装着するなどして、容態を注意深く観察すべきであったのにこれを怠った注意義務違反がある等と主張されていました。
 裁判所は、Aの救急搬送中及び本件病院到達後のバイタルサイン、本件病院到達後、本件病院の医師らの診察(聴診)において得られた心音や呼吸音、胸部X線検査や問診等の結果、心不全に陥っていることを示す所見も確認されなかったこと等からAを徒歩でHUC内の病室まで移動させたのであり、本件病院の医師らにはAを歩行させたことに注意義務違反はないとして、Yの責任を否定しました。
 

2019年11月 1日 (金)

【歯科】 インプラント治療の説明書と同意書の作り方

 クインテッセンス出版から今年の2月に出た「インプラント治療の説明書と同意書の作り方」です。

 

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 ①適切なインフォームドコンセントとはどのようなものかから始まり、各段階別の②これだけは作成しておきたい説明書と同意書、③インプラント治療の保証制度と転医患者さんへの対応、④インプラント治療にかかわるさまざまな問題への対応Q&A からなっております。
 この書籍の秀逸なのは、弁護士と歯科医師との共同執筆ということです。姓が同じで、顔が似ているので、兄弟なのかなと思います。
 
 そういえは、田舎弁護士の弟も、眼科医だったわい。

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