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歯科

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2018年11月25日 (日)

【内科】 担当医師の専門外の疾患について、患者に対する診療契約上の専門医紹介義務及び同義務違反が認められた事例

 判例タイムズNo1453号で紹介された京都地裁平成28年2月17日判決です。

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 専門医の紹介義務については、以下のとおり解説されています。

 「医師は、診療当時の臨床医学の実践における医療水準に従って診療行為を行う注意義務を負うとされているが、医師は各々専門分野を有しているため、専門外の疾患が判明した場合には、的確な判断、処置が困難となる場合があり、その際には、適切な診療が受けられる医療機関への転医や転院先の紹介の問題が生じ、このような義務を医療機関に課すべきかについては、診療契約上の義務や不法行為上の注意義務として論じられることがある」

 「本件は、受診した医療機関にとっては、専門外の疾患であること、診療時の医師と患者の診療内容(甲状腺専門医であるためにB型慢性肝炎の治療を積極的にはできないが、肝機能の悪化が認められれば、肝臓専門医を紹介する旨のやりとりをしていたこと)などを考慮し、診療契約上の義務として、専門医への紹介義務を肯定し、血液検査の結果、B型慢性肝炎肝硬変への進行が疑われる数値が現れた時点で、担当医師自身もカルテに「肝機能↑」と記載していることや、担当医師が認定医の資格からB型慢性肝炎の進行可能性を予見することが可能であったなどとして、原告を肝臓の専門医療機関に紹介すべき義務違反を認めた」

 

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