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2018年6月27日 (水)

【歯科】 インプラント治療について歯科医師の説明義務違反を否定した裁判例 東京地裁平成29年2月9日判決

 判例タイムズNo1444号で紹介された東京地裁平成29年2月9日判決です。

 判決文からは、患者側に問題がありそうな事案です。裁判所で判断された争点は、3つでした。

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 争点①は、X(患者)の意向を無視したかどうか、争点②は、インフォームドコンセントの無視したかどうか、争点③は、信頼関係の破壊及び治療行為の一方的破棄の、3つでした。

 争点①については、診療録の記載から治療方針に関するY(医師)の説明や患者の認識の内容を認定し、XはYの説明した治療方針を理解して容認していたのであるから、YがXの意向を無視して本件治療を行ったとは認められないと判断しました。

 争点②についても、診療録や見積書の記載を根拠に、YがXに事前に適切な説明を行わなかったとは認められないと判断しました。

 争点③ついては、Xが暴言を繰り返していたことから、YがXの診療を拒否したことについては正当な理由(歯科医師法19条1項)があると判断されています。

 解説によれば、東京地裁でも、近年、医療事件の中でも、歯科事件の占める割合が大きく、特にインプラント手術に関する事件が目立っているようです。

 

 

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