【氏名】

2012年4月19日 (木)

【氏名】 非嫡出子の氏を認知した父の氏に変更することが許可された事例 札幌高決平成23年1月28日

 家裁裁判月報平成24年4月第64巻第4号で紹介された札幌高裁平成23年1月28日決定です。

 少し経緯がわかりにくい事案です。

 申立人(平成16年生)は、平成17年に申立人父から認知され、平成21年には、母親から申立人父が親権者になりました。

 そこで、申立人父は、申立人の氏を、申立人父の氏にあわせるべく、氏変更の申立てを行いました。

 ところが、第1審では、申立人父の嫡出子の申立人が同籍することについての同意書の提出がないこと、指定された審判期日にもでてこないことなどを理由に、申立人の氏変更の申立てを却下しました。

 ところが、却下決定に対して申立人父は即時抗告を行いました。

 その結果、嫡出子は抗告人と同籍することについて反対する意向を示していることはうかがわれないことなどを理由に、氏変更を認めました。

 やる気があるのかないのか、よくわからない事案です。

 第1審の段階では、嫡出子も同籍に嫌がっていたのでしょうか?

 また、申立人は、申立人父とは同居していないにもかかわらず、何故、親権者をわざわざ父親に変更して、さらには、氏まで変更しようとしたのはなぜでしょうか?

 いろいろ想像してしまいますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月 1日 (木)

【氏名】 未成年の子がいる者につき性同一性障害を理由とする名の変更が許可された事例 高松高裁平成22年10月12日決定

 家庭裁判月報第63巻第8号で紹介された決定です。

 原審では、未成年者の子がいることなどから、名の変更については正当な事由がないと判断されたのですが、高裁では反対に変更を認めました。

 裁判要旨を紹介いたします。

 抗告人は、

 性同一性障害者であって日常は女性として生活しており、抗告人の戸籍上の名が男性であることを示すものであるため、性別アイデンティティーの維持や社会生活における本人確認等に支障を来していること、

 抗告人は、性同一性障害に関する治療のガイドラインに沿ってホルモン療法を受けており、最終的には性別の取扱いを変更する予定であること、

 抗告人は女性と受け取られる通称名を少なくとも9ヵ月間余り使用していること

 などの判示事情の下では、抗告人について名を変更しなければ社会生活上著しい支障があるということができ、

 他方で、抗告人に未成年の子がいるため当分は性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律に基づく性別の取扱いの変更が認められないとしても、抗告人の名の変更により上記未成年の子の福祉に悪影響が生ずる具体的なおそれがあるとはうかがわれないことからすると、抗告人の名の変更については正当な事由がある

 と判断しました。

 16歳と19歳の子どもさんがおられる父親の方のようですが、既に奥さんとは離婚して、親権者は母親が取得しているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【氏名】 未成年の子がいる者につき性同一性障害を理由とする名の変更が許可された事例 高松高裁平成22年10月12日決定

 家庭裁判月報第63巻第8号で紹介された決定です。

 原審では、未成年者の子がいることなどから、名の変更については正当な事由がないと判断されたのですが、高裁では反対に変更を認めました。

 裁判要旨を紹介いたします。

 抗告人は、

 性同一性障害者であって日常は女性として生活しており、抗告人の戸籍上の名が男性であることを示すものであるため、性別アイデンティティーの維持や社会生活における本人確認等に支障を来していること、

 抗告人は、性同一性障害に関する治療のガイドラインに沿ってホルモン療法を受けており、最終的には性別の取扱いを変更する予定であること、

 抗告人は女性と受け取られる通称名を少なくとも9ヵ月間余り使用していること

 などの判示事情の下では、抗告人について名を変更しなければ社会生活上著しい支障があるということができ、

 他方で、抗告人に未成年の子がいるため当分は性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律に基づく性別の取扱いの変更が認められないとしても、抗告人の名の変更により上記未成年の子の福祉に悪影響が生ずる具体的なおそれがあるとはうかがわれないことからすると、抗告人の名の変更については正当な事由がある

 と判断しました。

 16歳と19歳の子どもさんがおられる父親の方のようですが、既に奥さんとは離婚して、親権者は母親が取得しているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)