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2020年8月18日 (火)

【相続】 遺産分割協議後に発見された遺産の分配!?

 判例時報No2446号で紹介された大阪高裁令和元年7月17日付決定です。

 Kimg4483                        (仁淀川)

 抗告人(原審申立人)が、相手方(原審相手方)に対して、遺産分割協議成立後に発見された遺産の分割を求めた事案において、

 先行する遺産分割が法定相続分と異なる不均衡なものであったことを考慮し、本件の遺産を全て抗告人に取得させるべきとした抗告人の主張を排斥し、

 先行する遺産分割の際に各相続人の取得する遺産の価額に差異があったとしても、そのことを是認していたというべきであり、その後の清算は予定されていなかったとして、本件の遺産を法定相続分により分割した原審の判断を是認し、抗告を棄却した事例です。

 要は、遺産分割協議後に遺産が判明したため、結果として一部分割が先行した事案において、先行協議の意思解釈により残余遺産のみを法定相続分に従って分割することで足りると判断したものです。

 例えば、仮に、遺産が100万円あり、法定相続分が同一の相続人Aと相続人Bとが、80万円と20万円で分割しました。ところが、後から、遺産50万円が出てきた場合に、それをどのように分割すべきかということです。

 裁判所は、後からの50万円は、AとBとで、25万円ずつ分けるべきと判断したわけです。

 もちろん、相続人Bは、本来遺産は、150万円の半分、つまり75万円ずつでわけるべきところ、Aは80万円を取得しているから、Bは残りの50万円は全部取得すべきだと主張したのですが、認められませんでした。

 これって、間違って、Bさんが主張したようなアドバイスをしてしまう可能性もありますよね。

 Kimg4482  くわばら くわばら

   

 

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