« 【子ども】 研究 子の監護権者指定・引渡しをめぐる最近の裁判例について 山岸秀彬東京地裁判事 | トップページ | 【離婚】 年金分割 これは、どうなん⁉ »

2020年7月20日 (月)

【離婚】 公正証書で定めた、住宅ローンの支払い+養育費の裁判例

 判例時報No2443号で紹介された東京高裁令和元年8月19日決定です。

 離婚する際に、Y(元妻)や子ども3名が住んでいる住宅ローンとしてX(元夫)が月10万円を支払う、養育費は3人で月15万円として住宅ローンと差し引くという内容の公正証書を作成しました。

 Xは再婚して子どもをもうけて、また、給料も下がったので、養育費減額の申し立てをしました。

 第1審は、養育費の支払いを月10万円程度としました。住宅ローンと控除されるので、実際に支払われる養育費は0円です。

 第2審は、Xの申し立てを却下しました。理由は、算定表で計算すると養育費は月7万8000円。現在でも、実質手取りが月5万円だと、算定表を下回ります。

 養育費や婚姻費用の算定に際しては、実務上は、義務者が他の債務を負担している場合も、債務の支払いを養育費等の支払いに優先させることにつながり、子の福祉に反する結果になります。元妻子が居住している自宅の住宅ローンだとしても、当然のことです。

 第1審の裁判官はその点の理解が欠けていたのではないかと思います。😠

|

« 【子ども】 研究 子の監護権者指定・引渡しをめぐる最近の裁判例について 山岸秀彬東京地裁判事 | トップページ | 【離婚】 年金分割 これは、どうなん⁉ »

【離婚】 生活費」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【子ども】 研究 子の監護権者指定・引渡しをめぐる最近の裁判例について 山岸秀彬東京地裁判事 | トップページ | 【離婚】 年金分割 これは、どうなん⁉ »