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2019年9月 9日 (月)

【養子】 養親の相続財産全部の包括受遺者が提起する養子縁組の無効の訴えと訴えの利益の有無 

 「家庭の法と裁判」21号で紹介された最高裁平成31年3月5日判決です。 

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(姫路城)
 判決要旨は、養子縁組の無効の訴えを提起する者は、養親の相続財産全部の包括遺贈を受けたことから、直ちに当該訴えにつき法律上の利益を有するとはいえないということです。
 養子縁組の無効の訴えは縁組当事者以外の者もこれを提起することができるが、当該養子縁組が無効であることにより自己の身分関係に関する地位に直接影響を受けることのない者は上記の訴えつき法律上の利益を有しないと解される(最判昭和63年3月1日)。
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 遺贈は、遺言によって受遺者に財産権を与える遺言者の意思表示であるから、養親の相続財産全部の包括遺贈を受けた者は、養子から遺留分減殺請求を受けたとしても、当該養子縁組が無効であることにより自己の財産上の権利義務に影響を受けるにすぎない
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 したがって、養子縁組の無効の訴えを提起する者は、養親の相続財産全部の包括遺贈を受けた者は、養親の相続財産全部の包括遺贈を受けたことから直ちに当該訴えにつき法律上の利益を有するとはいえないと解するのが相当である。
 包括受遺者は相続人と同じ立場になりますよね。単なる養親の相続債権者や相続債務者とは異なるような気がしますが。。。。はてはて。。。
 

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