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2019年7月17日 (水)

【相続】 共同相続人間においてされた無償による相続分の譲渡と民法903条1項に規定する「贈与」

 判例時報No2403号で紹介された最高裁平成30年10月19日判決です。

 第1審、第2審とも、相続分の譲渡は遺留分減殺算定の基礎となる財産として加算すべき贈与には当たらず、Xに遺留分の侵害はないとして、Xの請求を棄却しました。

 ところが、最高裁は、共同相続人間でされた無償による相続分の譲渡は、譲渡に係る相続分に含まれる積極財産及び消極財産の価額等を考慮して算定した当該相続分に財産的価値があるとはいえない場合を除き、民法903条1項に規定する「贈与」に当たる旨判示して、原審に差し戻しをしました。

 

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 めんどそうな判例がでました。この裁判例は、前提として、一次相続について遺産分割審判が行われ、譲受相続分を反映した具体的相続分どおりに遺産分割がされたケースが前提となっております。
 
 解説にもありますが、実際には遺産分割調停の結果が必ずしも相続分の譲渡によって取得された相続分の割合を反映していない場合もありますが、このような場合には、別途の考慮も必要になつてきますが、この裁判例では指針がでておりません。
 
 補足意見もありません。。。

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