« 【離婚】 生活費の減額!? | トップページ | 【相続】 遺産分割が無効になってしまった場合!? »

2019年3月 1日 (金)

【相続】 他人の添え手による補助を受けて作成した自筆証書遺言が自書の用件を欠くものとして無効と判断された事例 東京地裁平成30年1月18日判決

 金融法務事情No2107号で紹介された東京地裁平成30年1月18日判決です。

 Kimg6658

 運筆について他人の添え手による補助を受けてされた自筆証書遺言が民法968条1項にいう「自書」に要件をみたすためには、

 遺言者が証書作成時に自書能力を有し、

     かつ

 上記補助が遺言者の手を用紙の正しい位置に導くにとどまるか、遺言者の手の動きが遺言者の望みに任されていて単に筆記を容易にするための支えを借りたにとどまるなど添え手をした他人の意思が運筆に介入した形跡のないことが筆跡の上で判定できるものであることを要する(昭和62年最高裁判決参照)

              ↓

 本件では、他人の添え手による補助を受けて作成した自筆証書遺言が、筆跡から遺言者の真意に基づくことが明らかとはならないなどの事実関係のもとでは、たとえ動画により遺言作成過程が記録されていても、自書の用件を欠くものとして、無効と判断されました。

|

« 【離婚】 生活費の減額!? | トップページ | 【相続】 遺産分割が無効になってしまった場合!? »

【相続】 遺言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【相続】 他人の添え手による補助を受けて作成した自筆証書遺言が自書の用件を欠くものとして無効と判断された事例 東京地裁平成30年1月18日判決:

« 【離婚】 生活費の減額!? | トップページ | 【相続】 遺産分割が無効になってしまった場合!? »