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2019年1月 2日 (水)

【親子】 母親の扶養

 家庭の法と裁判No17号で紹介された広島高裁平成29年3月31日決定です。

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 原審申立人B(参加人【母D】の二男)が、原審相手方ら(参加人の長男A及び三男C)に対し、参加人の扶養料の支払い並びに参加人及び同人の亡夫Eへの過去の扶養料の求償を求めた事案について、

 子の老親に対する扶養義務は生活扶助義務と解され、

 扶養料の額は被扶養者の生活を維持するために必要である最低生活費から被扶養者の収入を差し引いた金額を超えず、かつ、

 扶養義務者の余力の範囲内の金額とすることが相当であり、

 また、扶養義務者間の分担額を検討するに際しては、扶養義務者の配偶者の年収を斟酌することが許されるなどして、扶養料及び過去の扶養料の求償額を定めた事例

 原審は、Aにつき、月額1万7200円、Cにつき、月額4万6700円をDに支払うこと、過去の扶養料については、Aにつき、168万6081円、Cにつき、457万4763円を、Bに支払うよう命じました。

 これに対して、Aのみが即時抗告しました。

 その結果、Aは、Dに対して、月1万3450円を支払う、Bに対して、86万2535円を支払うということになりました。

 過去の扶養料の求償も、この手続きで請求できるのですね。

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