【夫婦】 不倫トラブルは、家庭弁護士にお任せあれ!
いきなり、勘定奉行のようなタイトルになってしまいました。
最近、「不倫」が絡む相談が急増しております。時代なのでしょうか。。。
不倫も、最近はバリエーションに富んでおります。
とはいえ、典型的な論点は、不倫をされた被害者が、配偶者でない加害者に対して行う慰謝料請求です。。。
これについては、ついに、「家庭の法と裁判」において、不貞行為慰謝料に関する裁判例の分析(3)という論文が公表されています。不倫を取り扱っている弁護士であれば、当然ながら、読んでおく必要のある論文です。
1月号では、
第2 婚姻関係の破綻の有無 というテーマでは、
1 事案の概要
2 婚姻関係破綻が争点となった事例の特徴
(1) 当事者
(2) 双方の社会的関係
分析した60件のうち、最も多いのが職場で40件(40%)、次いで店の経営者・従業員の11件(18%)、そして、元学校の同級生、サークル・スポーツクラブが続いているようです。
3 婚姻関係破綻が争点となった事例の証拠と認定
(1) 証拠関係
(2) 主張立証責任
(3) 婚姻関係破綻に関する間接事実の認定について
第3 婚姻関係の存在及び婚姻関係破綻についての相手方の故意・過失
1 はじめに
2 婚姻関係の存在について相手方の故意過失が争われた事例
3 婚姻関係の破綻について相手方の故意過失が争われた事例
(1) 全件で過失が認定されている
(2) 過失の内容
(3) 第三者は、婚姻関係の破たんに関し、どこまでの確認義務があるのか
不倫トラブルは、どの弁護士でも依頼されると引き受けていただけることが少なくないと思いますが、不倫トラブルについて勉強しているかどうかについては、ご相談の際に、この「家庭の法と裁判」の研究について尋ねてみてください。知っているという弁護士は、不倫だけではなく、家事事案についておそらくある程度勉強されている弁護士だと思います。
田舎弁護士も、いつか、不倫トラブルについての論文を執筆してみたいです
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