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2014年12月 2日 (火)

【親子】 夫と民法772条により嫡出の推定を受ける子との間に生物学上の父子関係が認められないことが科学的証拠により明らかであるなどの事情がある場合における親子関係不存在確認の訴えの許否 最高裁平成26年7月17日判決

 判例時報No2235号で紹介された2つの最高裁平成26年7月17日判決です。

 同じような事案が、旭川と大阪であったみたいです。

 最高裁は、夫と子との間に生物学上の父子関係が認められないことが科学的証拠により明らかであり、かつ、夫と妻が既に離婚して別居し、子が親権者である妻の下で監護されているという事情があっても、子の身分関係の法的安定を保持する必要が当然になくなるものではないから、上記の事情が存在するからといって、同条による嫡出の推定が及ぼなくなるものとはいえず、親子関係不存在確認の訴えをもって当該父子関係の存否を争うことはできないものと解するのが相当である

 法律上の父子関係が生物学上の父子関係と一致しない場合が生ずることになるが、同条(民法772条)及び774条から778条までの規定はこのような不一致が生じることをも容認しているものと解される

 嫡出推定の働く場合には、注意しないといけませんね。 

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