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2012年12月15日 (土)

【成年後見】 急増中!認知症の金持ちを狙う暴力団・悪徳弁護士 ???

 急増中!認知症の金持ちを狙う暴力団・悪徳弁護士という記事が、ニィフティのニュースで紹介されていました。

 要は、弁護士が養子縁組や任意後見制度などを利用して、認知症の高齢者の財産を狙っているという内容になっています。

 しかも、「平塚氏が最近よく相談を受けるのは、何と弁護士が首謀者となるケースとか。繰り返すが、プロが“その気”になれば素人が逃れるのは至難の業。弁護士の窮乏ぶりが顕著な今、彼らの道義心以外に歯止めのない現状は空恐ろしい。」とまで書かれています。

 ただ、「Aさんの資産管理会社社長となっていた女性の辞任を求める株主代表訴訟(Aさんが100%株主)の計3つの訴訟を起こしたのだが……。」とも書かれています。

 しかし、Aさんが100%株主であれば、株主代表訴訟を提起する必要もなく、臨時の株主総会の招集を裁判所に求めてそこで解任すれば足ります。

 また、「離縁の第1審は敗訴。離縁は、最近は破綻していれば別れられる(破綻主義)離婚とは違って、相手がやらかしたことを立証する必要がある(有責主義)。」とも書かれています。

 しかし、離縁も、離婚と同様、基本的には破綻主義によると一般的には考えられています。

 せっかくの啓蒙記事なのですから、もっと正確に情報発信する必要があるのではないかとも思いました。

 そして、もしこのような悪徳弁護士がいるのであれば、今後のためにも、刑事事件として告訴していただくか、少なくとも、懲戒申立てを行うことを勧めるべきではないかと思いました。

 「急増中」というのが、どの程度の客観的な裏付けのあるものか私にはわかりませんが、昨今の弁護士の経済的困窮と関連づけて、悪徳弁護士が増えているというのであれば、大変残念なことです。

 この記事とは直接関係ありませんが、昨今は、弁護士が生き残るために、弁護士会が紛争創出型司法を目指すべきだという主張も出るようになりました。つまり訴訟社会化を推進すべきだということのようです。

 私は、弁護士って、必要悪だと思うのです。紛争がなければ必要ではありませんから。とはいえ、紛争が生じた時には、弱い者が泣き寝入りしないよう、或いは、法律に基づいた適切な処理がなされるよう、するのが、弁護士の使命だと思うのです。

 訴訟社会化って、私個人は、住みたくないなあ~

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【成年後見】」カテゴリの記事

コメント

法定後見も一緒です。

成年後見制度は間違いなく、弁護士救済措置制度に成り下がっており、家裁の後見センターは弁護士のハロワ化してますよ。

ウチの後見人も、親子関係について子どもが悪者のロジックを作り上げて、後見人としてしがみつくべく、家裁の審判官に日参してますよ~。

>弁護士会が紛争創出型司法を目指すべきだという主張も出るようになりました。

あはは。
まさに、これを実践中なんですね~。

バカ悪徳弁護士にカモられて、良い迷惑してますよ。
みんな、私の周囲の人は、絶対利用しないと言ってますし、弁護士への味方は変わったみたい。

金バッチ付けた〇〇〇様・・・ってね。

投稿: neko | 2015年11月11日 (水) 午後 12時24分

コメントありがとうございます。
まず、「後見センター」と言っても、複数の機関が同種の名称をつけておりますので、どこの機関を示すものかわかりませんが、「法定後見」の話が出ていることから、おそらく「家庭裁判所」のことだと推察します。家裁が法定後見の際に親族以外の後見人に選任される場合、弁護士だけでなく、司法書士、社会福祉士等の専門職にも選任を依頼しており、また、法定後見においては、司法書士の先生方の方が先進的に取り組まれている関係上、必ずしも弁護士が優位的に選任されていないように思います。家裁が、弁護士に依頼される案件は、財産管理等について親族等の不適切管理等の問題がある事案も少なくないために、どうしても、親族等の方との間の紛争に発展してしまうこともあります。
 さらにいえば、業務に多忙な弁護士が同じく多忙な審判官(裁判官)に日参することもありえません。一般的には、定期的に書面で報告し、補充が必要な場合には、担当書記官に口頭で補足説明を行うのが日常です。
 neko様も、後見人との間で紛争をかかえておられるようです。もし、後見人が財産について不適切管理をされているようであれば、後見人を監督する家裁に相談されたらどうかと思います。
 後見人に不適切管理があるのに家裁が後見人を監督しないということは考えにくいことです。
 なお、「金バッチ付けた〇〇〇」の中で、〇〇〇という表現は、名誉毀損的な要素を含みますので、今後は少なくともこのブログのコメントとしては相応しくありませんので、おやめ頂きたいと思います。

投稿: 田舎弁護士 | 2015年11月14日 (土) 午後 12時20分

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